古民家ゲストハウス toco. (トコ)

入谷に建つ築90年の古民家を修復、改装。ゲストハウスとして開業させる。

東京では建っていること自体が珍しいような木造の家屋。
部屋によっては床が抜けそうになっていたり、雨漏りの心配があったりと
骨組みから手を加える部分も多くあった。

ゲストハウス toco.は居住型のものではなく、短期宿泊者・国内旅行者向けの宿泊施設

部屋は二段ベッド+相部屋(ドミトリー)が中心となっている。
部屋に置かれた二段ベッドは、外国人も利用することを考慮すると市販のものでは十分なサイズがなかったため
自作したものを使用している。

キッチン&ダイニングは手広く使いやすく、加えて暖かみを感じるような空間に仕上げる。
奥の壁は元々が痛んでいたので一度壊して新設。
明かり取りには元々別の場所で使われていた建具を使用し元の古民家にとけ込むようにしている。

ゲストハウスtoco.のスタッフや経営陣とは、打ち合わせから工事に至るまで全ての過程を共に行い、
「古民家を綺麗に作り直すのではなく、元あるものを活かす形での改装する」
というキーワードを定めて工事を行なっていった。