もんじゃBAR KAB.
もんじゃBAR KAB.
東京 向島にて住居 兼 店舗を新築。
2014年8月にもんじゃBAR KAB.としてオープン。
外装の左官は出隅を丸くしたことにより、4層に分けて施工していった。
上層部の3層はナチュラルな色に、1階は遊び感覚をあわせて色とりどりの外観となった。
店舗の入口はもんじゃとビールから麦をモチーフにした鉄の扉となっている。
入ってまず目に飛び込む、スクラップ工場から集めた鉄で創られた壁面の“羊蹄山”は、
オーナーがスノーボードを楽しんでいた北海道 ニセコの山。
鉄板テーブルも北海道から運ばれた広葉樹でリメイクをしている。
カウンター材は東京 茗荷谷 totoru(この物件の前に渡部屋が施工)と同じ木からとれた
ブラックウォールナットの背中合わせの板を使用。
ハイチェアもひとつひとつ表情が違い、常連の方々が店主と会話を楽しみながら飲めるスペースとなっている。
店舗2階部分は個室スペースとなっており、黒の磨き上げと赤いべんがらの2色の左官の壁で
下の階との雰囲気をガラリと変えている。
小窓をあけると店全体を見渡すことができ、そこから注文することも可能。
トイレスペースも建具にもんじゃのへらで創ったシンボルやレンガ風の左官など見所の多いスポット。
岩のような左官の壁を超えるとキッチンスペースに。その奥は住居部分となっている。
住居の建具も枠から取手まで作り込んだもの。
内装は少しでもスペースを有効に使うためにステップフロアの設計となっている。
店主も一緒に工事に参加し、楽しみながら作りあげた空間。
設計:株式会社 村造
施工:渡部屋